という,終わった今となってはかなり冷や汗物のタイトルのセミナーを本日,60人近くの税理士の先生に受講していただきました。貴重な機会を与えていただいた(株)日税ビジネスサービス様,ありがとうございました。
休憩を挟んで3時間,長丁場でしたが受講された先生方,お疲れ様でした。
税務訴訟,特に租税回避行為の否認事案においては,節税目的以外に否認した取引の経済合理性がないことを課税庁側で説明しきれるかが,納税者と課税庁のどちらの言い分が認められるかの重要なポイントの一つになります。税理士のクライアントに対するタックスプランニングでも,そのような節税以外に経済合理性のある取引目的を説明できるようなスキームで商品設計をしておかなければ,確定申告後に課税庁から否認されるリスクが増大します。税理士にとっては,他の専門分野(弁護士,公認会計士)との連携が今後ますます欠かせないでしょう。